★オレとアイツの子供の日。8★
オレが、口ごもってると、変な誤解をしたらしい塔矢は 「やっぱり…」 そうつぶやいて、急にオレにのしかかってきた。 『ドッサッ』 畳に倒れこんで、オレが衝撃に目を細めてると、ヤツが無言でオレのシャツをたくし上げる。 「わっ!バカ!!何してんだ!!」 今は風呂に行ってるけど社だっているのだ。 「何って?キミが彼に何かされてないか…チェックしてるんだよ?」 その言葉にオレの堪忍袋ってやつが切れた気がした。 「オマエ、ザケンナ!!」 そういうと、オレは渾身の力でやつを跳ね除ける。 「何が…って、何をするって言うんだよ!!オレが、そんなに誰とでもホイホイするように見えるのかよ!!」 オレが、本気で怒った事でヤツも、理性を取り戻したらしい。 「ごめん…」 謝られたって、簡単に許せない事だってある。
「ごめん…」 もう一度つぶやいて、うつむいた。 「僕は面白みも何にもない人間だ…。だから、キミが僕といる事を楽しんでくれてるか…いつも心配で仕方ない。」 (笑える…)
オレは、塔矢に向きなおすと 「あのな、社は友達!オレがこんなんするのはお前だけ!!」 そういって、塔矢に軽くキスした。 オレからのキスに驚いたのか、塔矢がオレをじっと見つめてて、オレは照れくさくなって顔を背ける。 「も!ソーユー訳だから!!オマエもう変な事考えるなよ!!」 そう言ってオレは、塔矢に笑いかけた。
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