★いつでも見つめさせて1★

なんだか、最近塔矢のヤツの行動が変だ…。
あいつは嘘をつくのが下手だから、すぐ顔にでる…

オレに何かやましい事がある…って顔が!

やましいって思ってないことだったら、平気で嘘つくくせに変なヤツ。

(でも…なんだろう…)

オレが風呂に入る頃になるとソワソワしていて、オレの様子を伺っているのが分かるんだ。

オレは、今のところそ知らぬ顔をしてやってるけど…明らかに怪しい!!

(まさか…女…?)

認めたくないが、オレ達はただ同居してるだけじゃなくて、色々ムニャムニャしているわけで…。

でも、男のオレの身体なんか…きっと何時かは飽きちまうだろう…ってオレだって分かってるから…

オレはアイツに身体をみられるのが、すごく嫌だ…。
ちっとも綺麗じゃないオレの事を、綺麗なあいつに見られるなんて、恥ずかしい…。

(でも、だからって、オレに隠れてコソコソ…!!)

飽きたんなら飽きたってはっきり言ってくれた方がまだマシだ。
オレにだって男のプライドがある。
アイツの事をコソコソ、かぎまわるなんて真似…出来るわけねぇし、したくねぇ。


例え、どんな結果になってもいい…アイツに嘘をつかれることが苦しくて…今日こそはっきりさせてやる…そう思って風呂の時間を待った。

「進藤、お風呂沸いたよ?入ってきたら」

相変わらず、ソワソワしながらヤツがオレに笑顔を向ける。
いつもなら、嬉しいその言葉も、今日はオレの胃を締め付けるだけだ。

「塔矢…お前、オレに隠し事してるだろう」

オレは、隠さずに直球をなげる。
オレだって佐為のことがまだ言えてないし、隠し事だらけだ…ずるい事言ってるのは分かってる。

でも、コイツに嘘は似合わない。
いつだって堂々としてて欲しいんだ。
オレはそんな、コイツがすきなんだから…

 

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