★歯磨き上手にできるかな?2★

同居している塔矢のヤツがうるさいモンで、オレはヤツの行きつけという歯医者にきていた。
歯医者なんて、何年ぶりだろう…。
虫歯が出来にくい体質のオレには、縁のない場所だと思ってたのに…。

「進藤さ〜ん、お入りください」

白いマスクをした看護婦さんみたいな人に呼ばれて、椅子に座らされ、ほとんど寝てるぐらいに椅子が倒されて…。

「では、まず歯のチェックをしますね。歯茎の隙間を測るので少しチクッとするかもしれませんが…」

そういい、彼女はオレの歯のチェックってやつをしてくれた。

ソレがまず痛いのなんの…。

歯茎の隙間をチェックするっていってたけど、なんでこんなにチクチク痛いんだよ〜。


オレは今まで味わった事のない痛みに、体が何度も震える。

(そうだ、痛かったら手を上げてって言ってたよな。)

始めに、看護婦さんに言われた事を思い出して、オレは呻きながら手を上げる。

すると、看護婦さんは

「あっ、すみません。もう少し頑張ってください。」

といって、作業を続けた…。

(なんだよ〜。手ぇ挙げたのに…)

結局手を挙げても、やる事はやるらしい…と悟ったオレは、その後黙って痛みに耐えた。


検診が終わり、「虫歯はない」と言われて、

(ほれ、みろ〜)

と、ちょっと自分でも得意になっていたら看護婦さんが

「でも、磨きが足りないみたいですね。歯石が沢山ついていますので、虫歯になったり歯槽膿漏になったりする手前ですよ。」

と、優しく言った。

、オレは昨日塔矢に言われた「総入歯」の話を思い出し…ついつい恐怖に駆られ

「歯石全部とって下さい!!」

と、頼んでしまった。

この後の、痛みも知らずに…。


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なれない歯医者に疲れ切って家に帰ると、塔矢が先に帰ってきていた。

「どうだった?」

と、帰るなりオレの顔を覗き込む塔矢に、オレは急に腹が立って

「すっげ〜痛かった!」

と睨みつけてやった。

でも、そんなのはオレの八つ当たりだって分かってるし…塔矢はオレを心配して言ってくれた事だってのも分かってる。
分かってるけど、ホントにすんげ〜痛かった!から、ちょっと拗ねてると…

塔矢のヤツが、オレの頭をなぜながら

「頑張ったね。これからは、しっかり磨こうね」

と、優しく微笑むので

(お前はオレのお母さんか!!)

と、また思ったけど…優しくされるのは好きだから、なんだか気持ちがよくなってきたから、今日看護婦さんに言われた事をそのまま報告してみる。

「オレ、上の奥歯が上手くみがけてねぇ〜んだって。」
「ふ〜ん。確かに難しい位置だからね」

と言って塔矢はオレにディープキスをかましてきた。

(なんで、歯磨きの話題からキスなんだ…?)

そうオレが思っていると、ヤツは散々オレの口の中を下で動き回り

「やっぱり…君、口が小さいから磨きづらいのかもね」

といって、ニコリと笑う顔を見てたら、何だか顔が赤くなってきたので…オレは

「恥ずかしい事スンナ!このエロジジイ!!」

と好き勝手ばっかりするコイツを殴ってやった。

 


 

 

◆3◆

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本当にしどいヒカルさんです。ははは。