★最後の『○ードキャプター ○くら 的 ヒカルの碁 出会い編』語りはヨンハ★

オレは高 永夏。

クロウカードを創りし、クロウリードの前世の記憶・その力を受け継ぎもの…。

今日、この葉瀬町を闇に包んだ。
オレが欲しいものを手に入れるために…。

 

「朝がくるまでの時間に、この闇を晴らさなければ…この町の人間は、眠り続ける…」

オレは、闇に包まれた東京タワーからヒカルを見下ろす。
オレの姿に、ヒカルは驚きを隠せないようだった。

「どうしてだ!?いつだって…、クロウもお前も…いつだってオレを助けてくれたのに!!」
「その答えが聞きたければ、オレの魔術を破る事だ…」


ヒカルの悲しげな問いかけに、オレは、魔術で返す。
オレが欲しいもの…それは、お前にしか与えられないものだ。

お前が、力をつけなければ与えられないものだ…。


オレの攻撃に、ヒカルは防御する為にカードを変えていく。
クロウリードのカードから、ヒカルのカードに。

だが、それだけでは闇は晴れない。
さて、気付く事が出来るかな?

オレが見守っていると、ヒカルは、闇を晴らす事が出来るかもしれない作戦を思いついたようだ。
だが、それには犠牲がでるかもしれない。
失敗したときには、全てのものが眠りにつくのだ。

迷うヒカル。
だが、そのままではヒカルは愛しい全ての人と別れなくてはならない。

その事が、ヒカルに決断をさせたようだ。

「光(ライト)」

ヒカルがつかった光(ライト)カードが、オレの作った闇を朝に変える。

「これでやっと終わった…」

眩しい光の中、オレは長かった旅の終わりを感じて、安らぎを覚える。

だが、オレも…そして、ヒカルものんびりはしていられない。
辺りが明るくなった為、人々は目を覚し始める。


本来、夜であるはずの街に、もう一度闇を訪れさせる為に、ヒカルが「闇(ダーク)」のカードを使う。

そして…全部のカードがヒカルのカードに変わった。


オレが欲しかったものがやっと手に入る…。
すると、そこに一人の人物…オレが待ちに待っていた人物が現れた…。

「ヒカル…何をやってるんだ?」

眼鏡をかけて、白いスーツを着た男。
オレの魔法が唯一聞かない人間。
そして…オレの魂の半身。


オレは、その人間のそばに近づく。

「もう一人の自分に会うのは久しぶりだな」


ヤツは、クロウリードの魂が二つに分かれた時の片割れ。
ただ、記憶と魔力はすべてオレに引き継がれた。

それがオレの苦悩のはじまりだった…。

だから、オレはこんな事を考え出した。

クロウリードの力をヒカルが超えたときにだけ出来ることを、オレはヒカルに頼む。

「オレとお前の父親に魔法をかけてくれ。お前にしか出来ない事だ…。」
「でも…そんなことして、大丈夫なのかよ!?」
「危害を加えるような魔法じゃない…」

ヒカルは迷っていたようだが、オレの頼みを受け入れてくれた。
オレとヒカル、二人で魔法の詠唱をする。

「…かってその魂がふたつに別れた様に その魔力もふたつに別れ それぞれの身体に宿れ」

そして、オレは欲しかったものを手に入れた。

この世で一番強い魔術師でない自分を―――。


おわり

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ようやっと終りましたカードキャプシリーズ。(伏字もめんどいわ〜ってくらい、長かったですが。

緒方先生出てきた途端、終了でごめんなさい。また、いつか書きたいなぁ〜。

クロウリードだったり、クロウの生まれ変わりだったりは最強戦士なので、誰にしようかとっても迷いました。

本当は、佐為が良いのだろうけれど、佐為は絶対ヒカルと共に生活をするケロちゃん!!って決めてたので…。

行洋先生は、年てきに…無理が…。小学生で転入生は無理がある…。そういうことで、ヨンハさんに決まったのでした。